楽天ANAマイレージクラブカード

楽天ANAマイレージクラブカードとは？

楽天ANAマイレージクラブカードは、｢楽天カード｣｢ANAマイレージクラブ｣｢楽天Edy｣｢楽天ポイント｣の4つの機能が1つになった、クレジットカードです。

通常の楽天カードだと、Edy機能を付けるのに発行手数料330円(税込)が必要ですが、楽天ANAマイレージクラブカードには最初から付いています。

年会費は初年度無料で、2年目からは550円(税込)がかかりますが、年1回のカード利用で次年度以降も無料で持てるので、実質無料です。

国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選べます。

楽天ANAマイレージクラブカードには2つのコースがあり、カードの利用でポイントを貯める｢楽天ポイントコース｣と、マイルを貯める｢ANAマイルコース｣から選択出来ます。

楽天ポイントコースを選ぶと100円につき1ポイントが貯まり、ANAマイルコースは200円につき1マイルが貯まります。

ANAマイルコースは、カードを利用するとマイルが直接貯まるので、交換手続きなしでマイルが貯められるので便利です。

他にも、最高2,000万円の海外旅行保険の付帯など、旅行に嬉しい特典も付いています。

楽天カードとの違い

ここで、普通の楽天カードとの基本スペックを比較してみます。

楽天カードの年会費は永年無料で、楽天ANAマイレージクラブカードは初年度が無料、2年目から550円(税別)がかかりますが、年1回のカード利用があれば2年目以降も無料です。

項目	楽天カード	楽天ANAマイレージクラブカード
初年度年会費	無料	無料
2年目以降の年会費	無料	550円(税別) ※年1回のカード利用で無料
国際ブランド	VISA/MasterCard/JCB/アメックス	VISA/MasterCard/JCB
ETCカード	550円(税込)	550円(税込)
利用限度額	最高100万円	最高100万円
ポイント還元率	100円につき1ポイント (還元率1％)	100円につき1ポイント (還元率1％) ※楽天ポイントコース加入時
楽天市場の還元率	100円につき3ポイント (還元率3％)	100円につき3ポイント (還元率3％)
マイル還元率	–	200円につき1マイル(還元率0.5％) ※ANAマイルコース加入時
楽天Edy機能	発行手数料330円(税込)	無料付帯
海外旅行傷害保険	最高2,000万円	最高2,000万円
国内旅行傷害保険	ｰ	ｰ
その他の特徴	ｰ	フライトでANAマイルが貯まる
	ｰ	マイルを航空券や商品に交換可能

1番の違いは、カードの利用でマイルが貯まるかどうかですが、ポイント還元率はどちらも同じ1％で、海外旅行傷害保険も最高2,000万円と補償額も同じです。

また、楽天ANAマイレージクラブカードでは、楽天Edy機能が無料で付いているので、電子マネーもお得に使えます。　

2つのコース

｢楽天ポイントコース｣と｢ANAマイルコース｣が選べる

楽天ANAマイレージクラブカードでは、カードの利用でマイルが直接貯まる｢ANAマイルコース｣と、楽天ポイントが貯まる｢楽天ポイントコース｣の2つのコースから選択出来ます。

ANAマイルコースでは200円につき1マイル(還元率0.5%)、楽天ポイントコースでは100円につき1ポイント(還元率1%)の楽天ポイントが貯まります。

航空機をよく利用するならANAマイルコース、楽天サービスをよく利用するなら楽天ポイントコースというように、使用用途にあわせて使い分けるのがおすすめです。

ちなみに、コースの変更はいつでも出来ます。

マイル移行手数料が無料

楽天ポイントコースとANAマイルコースは、どちらもマイル還元率は0.5％です。

楽天ポイントコースで貯めた楽天ポイントは、移行手数料なしでANAマイルへ交換出来ますが、交換上限や必要最低マイル数の制限などもあります。

マイルを貯めるなら、交換手続き不要のANAマイルコースがおすすめです。

項目	楽天ポイントコース	ANAマイルコース
マイル還元率	0.5％	0.5％
必要最低マイル数	50マイル	–
交換上限(1日)	1,000ポイント	–
交換上限(1ヶ月)	20,000ポイント	–
交換回数上限	1日1回	–
交換までの期間	約1週間	即時

楽天ポイントは、ANAマイルに反映されるまでは、交換申し込みから1週間程度かかります。

楽天ポイントの有効期限は実質無期限

ANAマイルの有効期限は36カ月で、それ以上は延ばせません。

ANAマイルが付与された時点からカウントされるので、目標マイルに届く前に失効する可能性があります。

一方、楽天ポイントの有効期限は、ポイント数の変動があった日から1年間です。

期限内に1度でも楽天ポイントを獲得すれば、有効期限が延長されるため、実質無期限で貯められます。

じっくりマイルを貯めたい場合、ANAマイルコースではなく、あえて楽天ポイントコースを選ぶのもおすすめです。

楽天ポイントをコツコツ貯めて、必要な時だけANAマイルと交換すれば、有効期限を気にせずマイルを貯められます。

楽天ポイントが貯まるサービス

楽天市場でいつでもポイント3倍

楽天市場の利用は、コースに関わらず楽天ポイント(通常ポイント)で進呈されます。

ANAマイルコースの場合、楽天ポイントとして付与された後、｢利用通常ポイント｣のみ、2ポイント＝1マイルとしてANAマイルに自動交換されます。

利用月の翌月15日頃までに、ANAマイレージクラブのマイル口座に進呈されます。

楽天Edyの利用で楽天ポイントが貯まる

楽天ANAマイレージクラブカードに付帯している楽天Edyを利用した場合、200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。

ANAマイルは貯まりません。

楽天Edyは、チャージと利用で楽天カードと同じ還元率1％が貯まるので、クレジット決済が使えない場所でも、お得に楽天ポイントを貯められます。

楽天トラベルの利用で楽天ポイントが貯まる

楽天トラベルの支払いを楽天ANAマイレージクラブカードでした場合、マイルではなく、楽天ポイントが貯まります。

付与されるポイントの種類は通常ポイントで、還元率は2％です。

楽天ANAマイレージクラブカードのデメリット

ボーナスマイルが貯まらない

ANA発行のクレジットカードなら、ボーナスマイルや継続マイルが貰えますが、楽天ANAマイレージクラブカードでは、ボーナスマイルや継続マイルなどの特典が付与されません。

ちなみにANAカードでは、カードを継続するだけで1,000マイル～10,000マイルが貰え、ANA便に搭乗するたびボーナスマイルが貯まります。

よく飛行機に乗る人で本気でマイルを貯めるなら、ガチのANAカードがオススメです。

期間限定ポイントはマイルに移行できない

楽天ポイントはANAマイルに交換出来ますが、期間限定ポイントはマイルに移行出来ません。

キャンペーンで貯まる楽天ポイントのほとんどは、期間限定ポイントで付与されます。

期間限定ポイントは有効期限が短いので、失効する前に楽天市場や加盟店で利用しましょう。

まとめ

マイルをじっくり貯めたい人におすすめ

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天ポイントとANAマイルがダブルで貯まるお得なクレジットカードです。

普段の買い物で楽天ポイントやマイルを貯めて、旅行や買い物をお得に楽しめます。

ANAカードと比べるとマイルの貯まりやすさは劣りますが、年会費が実質無料でマイルの失効リスクが低いので、初めてマイルカードを持つ人にもおすすめです。

以上、楽天カードの家族カードのメリットとデメリットでした。

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（参照：楽天ANAマイレージクラブカードのメリットとデメリット）

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楽天カードの情報まとめ

今回、ユーザー目線で興味のあるカード情報や専門的な解説も踏まえ、楽天カードのコラムを以下にまとめました。

このコラムにおすすめのカード

楽天カード

満足ポイント 5.0

年会費	還元率	ETC
無料	1％	550円(税込)

• スピード発行
• 高還元率
• 家族カード
• 海外旅行保険
• 国内旅行保険
• 電子マネー

さらに詳細情報

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楽天ゴールドカード

満足ポイント 4.9

年会費	還元率	ETC
2,200円(税込)	1％	無料

• スピード発行
• 高還元率
• 家族カード
• 海外旅行保険
• 国内旅行保険
• 電子マネー

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執筆者プロフィール

石崎　英司（いしざき　えいじ）

クレジットカード歴20年の専門家で、クレジットカードの券面の端の5ミリを見たら「何のカードか分かる」くらいのスペシャリスト。

今までにクレジットカードに関する記事を2,000記事以上公開。

クレジットカード・生命保険・年金などが得意分野。27歳から株を始め、株式投資も20年目のベテランでもある。

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