アメックスはなぜ空港でよく入会キャンペーンをするのか

アメックスはよく空港で専用ブースを設置してキャンペーンをやっています。出張や旅行などで目にした人もいるかと思います。
見るともなしに通り過ぎるのですが「今はみんなネットから申し込むだろーに、なんでこんなアナログな」と思った事はないでしょうか。
今回はその理由を考えてみました。
アメックスにとって空港は新規入会の宝の山
アメックスが舞台にしている主な空港は、羽田、成田、新千歳です。この3空港をほぼ固め打ちしているのにはワケがあります。人の集まるところに集中的にチカラを入れています。
利用者数では国内線の1位が羽田で、2位が新千歳、国際線の1位が成田です。ちなみに国土交通省などが発表している2016年の全国空港乗降客数一覧は次の通りです。
国内線
- 羽田 =6,494万人
- 新千歳=1,873万人
- 福岡 =1,700万人
国際線
- 成田=2,957万人
- 関西=1,865万人
- 羽田=1,519万人
国内線の3位が「福岡」っていうのは意外でした。ん?伊丹空港(大阪)じゃなくて?と思うのですが伊丹は5位でした。
データ参照:国土交通省
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空港のテナント料は高いので新規入会にも力が入る
さらに空港でしている入会キャンペーンには意味合いがあり、1つはブランドイメージのアピールです。
羽田空港で専用ブースを設置して入会キャンペーンや案内をやるのは、テナント料がものすごくかかりますが、そこがポイントです。
羽田や成田で人件費をかけて高いテナント料を払っているのは「さすが、アメックス」というPR効果を狙ってるというのもあります。
勧誘しているのは契約社員5人前後+社員1~2人というユニットです。トーク術、物腰などはかなり教育されている感じです。
目的の一つはPRというアドバルーンを上げることですが、もう一つは高いテナント料を入会者によって少しでも相殺しなければなりません。だからこそ、必死に勧誘してくるのです。
勧誘は契約社員の仕事で申込書に一定の人数を書いてもらうことで、インセンティブがあります。申込書をその場でチェックし、社員のサインなどがあればほぼ審査をパスします。
一定の数を審査に通さなければ、採算が合わなくなりますので、空港にいる社員には審査に関しての一定の権限を与えられています。
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実は「面談」も兼ねているので審査もスピーディー
クレジットカードの申し込みは通常だと100%書類審査で、そこには本人の印象や態度などを加味する項目がありません。
空港などの入会キャンペーンでは、申し込み希望者を担当者が「面談」できます。これは大きなことで、個人属性が少し低くても、担当者が感じた印象などでプラス項目に転じることもできます。申し込み者と対話するというのは、審査にとって大きなウェイトを占めているのです。
さらに、場所は空港なので、そこに来るビジネスマンは一定の信頼度があるという事です。全国に支店や営業所がある会社に勤務していると判断できます。自営業者でも同じことがいえ、一定の売り上げがなければ、飛行機に乗って出張などしません。
つまり、アメックスにとって空港にいる人は最初から審査OKみたいなものです。これが2つめの理由です。
アメックスグリーンの審査と特典を分かりやすく解説


まとめ
アメックスの空港での入会キャンペーンは、うざいと思う人も多いでしょう。しかし、審査が柔軟になるなどアメックスが欲しい人にとってメリットの方が大きいです。機械審査ではなく、担当者が第1段階での審査を「面談」できるのは、非常に重要なことです。
アメックス希望者は、ぜひとも空港での入会キャンペーンにも着目してください。
以上、アメックスはなぜ空港でよく入会キャンペーンをするのか。のまとめでした。
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(参照:アメックスはなぜ空港でよく入会キャンペーンをするのか)
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