作る前に知っておきたいネット銀行のメリットとデメリット

作る前に知っておきたいネット銀行のメリットとデメリット

はじめてネット銀行に口座を開設するときは、「ネット銀行は便利だけど使いこなせるかな?」「意外に知らないデメリットがあったらどうしよう」など、いろんな不安が出てくるものです。

そこで、今回はあらためてネット銀行のメリットとデメリットを整理してみたいと思います。

この記事の最後では、ネット銀行に向いている人と、普通の銀行に向いている人についても整理していますので、ぜひ参考にしてください。

ネット銀行とは?

ネット銀行と一般の銀行との違い

ネット銀行と一般の銀行を比較すると、以下の違いがあります。

  ネット銀行 普通の銀行
店舗 なし あり
取引時間 24時間 店舗は平日のみ
預け入れ金利 高い ネット銀行より低い
借り入れ金利 低い場合がある ネット銀行より高め
相談窓口 電話やメールのみ 直接店舗で可能
サービス内容 預金、振り込み、外貨取り引きなど全て可能 預金、振り込み、外貨取り引きなど全て可能

それぞれの違いやメリットデメリットについては、このあとの詳しく解説します。

ちなみに、消費者同行を調査しているMMD研究所のデータによると、ネット銀行を利用している人の割合は、銀行利用者の約7割となっています。

一見、高齢の方にはハードルが高そうなネット銀行ですが、60代でも約7割の人がネット銀行を利用しています。

参考:MMD研究所公式サイト/ネット銀行・ネットバンキング利用経験者は約7割

ネット銀行と普通の銀行との違いについては、下記「楽天銀行公式サイト」にわかりやすい説明がありましたので、こちらもぜひ参考にしてください。

参考:楽天銀行公式サイト/今さら聞けないネット銀行Q&A

ネット銀行のメリット

では、ネット銀行のメリットについて整理していきます。

先ほどの表のとおり、ネット銀行の最大のメリットは「いつでも取り引きができる」、そして「金利面での優遇がある」という点です。

忙しいビジネスパーソンや、家事や育児で忙しい主婦の方にもネット銀行はオススメです。

メリット1:預入金利・借り入れ金利ともに優遇が大きい

ネット銀行にお金を預けた場合の最大のメリットは「金利優遇」です。

いまや銀行にお金をあずけていても雀の涙ほどの金利しかつかない時代。

三井住友銀行や三菱UFJ銀行などのメガバンクの普通預金を利用した場合、顧客優遇特典がないケースでの金利は、普通預金で0.001%です。

一方、楽天銀行の普通預金金利は0.02%ですから、実に20倍の金利差がある計算になります。

ネット銀行は店舗運営費がかからない分、住宅ローンなどの借り入れ金利が低いというメリットもあります。

メリット2:ATM手数料や振込み手数料の無料特典

金利のつぎに評価したいネット銀行のメリットは手数料の安さです。

たとえば、振込手数料で比較した場合、三井住友銀行の他行宛て振り込み手数料は窓口で880円、ATMでも660円がかかります。(現金取引の場合)

一方、ネット銀行の場合は同じ条件で比較しても、150円~350円程度の振り込み手数料で手続きが可能です。

さらに、ネット銀行の場合はATM手数料や振り込み手数料の顧客特典が多いというメリットもあります。

ネット銀行各社で用意されている顧客還元プログラムを活用すれば、一定の預け入れ額や取り引き件数で、毎月1~15回程度のATM手数料無料回数が付与されるなどの特典があります。

メリット3:場所や時間を気にせず取り引きができる

ネット銀行はスマホやパソコンさえあれば取り引きが可能です。

一方、普通の銀行の窓口やATMで取り引きする場合は、わざわざ銀行に行く必要があります。

普段の生活では、忙しいときに限って「家賃を振り込むのを忘れていた」「子どもの授業料の引き落としに間に合わない」など、急ぎで資金移動が必要になるケースがあります。

そんな時、ネット銀行なら夜間や早朝でもスマホで出来るので便利です。

メリット4:記帳する手間がない

家計の管理や資産の運用状況を確認する目的で、通帳記帳をしている人も多いでしょう。

一般の銀行の場合は、ATMで記帳をしてもらう必要がありますが、ネット銀行ならWEB上の取り引き明細を見れば一目瞭然です。

ネット銀行では画面上で取引履歴が見れるだけではなく、取り引き明細もプリントアウトできるので、普通の銀行と変わらない取り引きが可能です。

メリット5:ポイントや証券など関連企業との連携サービスが充実

上記のほかにも、ネット銀行には銀行以外のサービスとの連携といったメリットもあります。

たとえば、楽天銀行でハッピープログラム(顧客還元プログラム)にエントリーすれば、楽天経済圏で貯めたポイントを振り込み手数料などに利用できます。

また、楽天証券と連携させれば優遇金利の恩恵が受けられ、かつハッピープログラムのステージアップも狙えます。

楽天銀行のほかにも、ネット銀行と他サービスとの連携には、以下のようなものがあります。

・住信SBIネット銀行…SBI証券との連携(金利優遇や資産管理の利便性向上)
・ソニー銀行…マネックス証券との連携(株式買付手数料無料などの恩恵)
・イオン銀行…SBI証券との連携(即時決済サービスなど)

ネット銀行のデメリット

一方、ネット銀行のデメリットにも注目してみましょう。

ネット銀行には、あまりデメリットがないイメージですが、やはり「銀行のスタッフと直接会って相談ができない」といった点を、最大のデメリットと感じる人が多いようです。

デメリット1:銀行のスタッフと直接会って相談できない

冒頭の比較表でもご紹介しましたが、ネット銀行には店舗が存在しません。

そのため、メガバンクのように窓口に行って銀行員と相談ができません。

ただ、いくつかのネット銀行ではリアルタイムで相談できる「チャット相談」が可能ですし、新生銀行のように主要都市にのみ店舗を抱えているところもあります。

実際の窓口がなくても、用件ごとに細かな相談窓口が用意されているケースも多く、使い方によっては一般の銀行よりは相談しやすいかもしれません。

<チャットで相談できるネット銀行の例>

銀行名 チャット相談の窓口
住信SBIネット銀行 平日 9:00~18:00で対応可能
楽天銀行 月曜~金曜 9:00~20:00
土日祝 9:00~17:00
PayPay銀行 BOT(ロボット)による24時間対応
新生銀行 平日 9:00~17:00
GMOあおぞら銀行 平日 9:00~17:00
東京スター銀行 BOT(ロボット)による24時間対応

デメリット2:スマートフォンやPC操作が苦手な人には不向き

ネット銀行は、スマホやパソコンで操作をします。そのため小さな字が見えづらい高齢者の方などは、不向きかもしれません。

ネット銀行の取り引き画面は慣れると問題なく使えますが、慣れるまでが一苦労…といった人も多いでしょう。

また、一定回数操作を誤ると手続きができなくなることもあり、「ATMの操作すら店員に聞かないとわからない」といった人の場合、ネット銀行の利用は難しいかもしれません。

デメリット3:パスワードを忘れると取り引きができない

ネット銀行では、パスワードなど厳しいセキュリティーが施されています。

ネット銀行で発生しうる不正取引とセキュリティー対策には、以下のようなものがあります。

それぞれ、セキュリティー対策のために面倒な操作が伴う場合もありWEB操作に不慣れな人は利用しづらいかもしれません。

参考:一般社団法人全国銀行協会公式サイト/こんなに増えているネットバンキング犯罪

参考:オリコンサイト/ネット銀行利用時には必須!欠かせないセキュリティー対策とは

また、ネット銀行に関するアンケート調査では「ネット銀行を利用しない理由」として、やはりセキュリティー対策に不安がある、またはパスワードの入力が面倒…といった理由をあげている人が多いようです。

ネット銀行に関するアンケート調査

参考:株式会社NTTデータ経営研究所「金融サービスの利用動向調査」

デメリット4:口座引き落としに対応できないケースがある

普段の生活では、さまざまな会費・税金・教育費などを口座引き落としで支払うケースがあります。

ゆうちょ銀行やメガバンクなどは、ほとんどの口座引き落としに対応してますが、ネット銀行の一部では対応できない場合があります。

たとえば、以下の「東京都主税局公式サイト」では、都税の口座振替ができる銀行口座が確認できます。

都税の支払いには銀行の口座引き落としが利用でき、みずほ銀行や三菱UFJ銀行などを含む59行が利用可能なのですが、以下のネット銀行は使えません。

都税の口座引き落としで利用できないネット銀行の例

  • 住信SBIネット銀行
  • GMOあおぞら銀行
  • ソニー銀行
  • イオン銀行
  • 大和ネクスト銀行ほか

参考:東京都主税局公式サイト/都税 Web口座振替申込受付サービス

ネット銀行VS普通の銀行

上記の内容をふまえ、この記事の最後で「ネット銀行を使うべき人」「普通の銀行を使うべき人」について整理していきます。

なかには「自分はネット銀行の利用には向いていない」と思う人もいるかもしれませんが、ネット銀行の口座開設そのものは簡単ですし費用もかかりません。

複雑な操作も慣れてしまえば問題なく使えますので、ネット銀行に不安を感じていたとしても、まずは口座開設からチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

ネット銀行を利用すべき人

ネット銀行を使うべき人の特徴としては、以下の点があげられます。

ネット銀行に向いている人

  • 忙しくて銀行に行く時間がない人
  • 銀行員からの営業が苦手な人
  • スマホやパソコンが得意な人
  • 頻繁に他行振り込みや資金移動をする人
  • 振り込み手数料やATM手数料を節約したい人
  • 通帳記帳など面倒な手続きを避けたい人
  • 少しでも高い金利で資産を運用した人

ネット銀行はなんといっても24時間手続きができる点や、スマホだけで取り引きができる点が最大のメリットです。
普段、スマートフォンを使いこなしている人は、ぜひ一度ネット銀行に口座を開設してみてください。

普通の銀行を利用すべき人

一方で、ネット銀行を使わずにメガバンクやゆうちょ銀行など、普通の銀行を使ったほうがいい人は以下のような人です。

普通の銀行に向いている人

  • スマホやパソコン操作が苦手
  • 資産運用などは銀行員と直接会って相談したい人
  • 紙の通帳を手元に置いておきたい人
  • 口座振替をよく利用する人
  • ネット銀行の犯罪が不安な人
  • 証券会社や金融関連のサービスをあまり利用しない人

上記の特徴をみても、やはり高齢の方はネット銀行の利用は避けた方が良いかもしれません。

まとめ

ネット銀行は1つ持っておくと便利

初めてネット銀行を利用する場合は、さまざまな不安が出てくるものです。

ただ、そんなネット銀行も慣れると問題なく操作できますし、場所と時間を気にせず取り引きができる利便性は最大のメリットです。

なかには口座開設だけでポイントがもらえたりする銀行もありますので、ネット銀行を使ったことがない人はぜひチャレンジしてみてください。

以上、作る前に知っておきたいネット銀行のメリットとデメリットでした。

このサイトはリンクフリーです。

リンクをしてくれる方は下記のような感じでお願いいたします。ありがとうございます。

(参照:作る前に知っておきたいネット銀行のメリットとデメリット

執筆者プロフィール

石崎 英司(いしざき えいじ)
石崎 英司(いしざき えいじ)
クレジットカード歴20年の専門家で、クレジットカードの券面の端の5ミリを見たら「何のカードか分かる」くらいのスペシャリスト。

今までにクレジットカードに関する記事を2,000記事以上公開。

クレジットカード・生命保険・年金などが得意分野。27歳から株を始め、株式投資も20年目のベテランでもある。

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