ANAバリューとANAスーパーバリューとは?どっちが安くておすすめ?
ANAには「旅割」と「特割」といった早期割引サービスがありましたが、2018年10月28日から国内線運賃が大幅にリニューアルしました。それに伴い名称が変更しました。
名称が変更になった
- 特割:ANAバリュー
- 旅割:ANAスーパーバリュー
結論から言うと、ANAスーパーバリューが圧倒的に安くておすすめです。
それでは、変更点や新運賃を分かりやすく紹介します。
ANAバリューとANAスーパーバリューって何?
ANAバリューやANAスーパーバリューとは、早期割引運賃の事で、旧名でいう「特割」や「旅割」と同じサービスです。
前もって予約する事で航空券が安く購入できます。
JALだと「スーパー先得」「ウルトラ先得」という名前です。
直前で予約をするよりも75日前から予約・購入する方が安く買えます。(数字が大きい方が割引率が高い)
従来の特割・旅割とANAバリューとANAスーパーバリューの違いをまとめました。
旧名称 | 新名称 | 条件 |
特割1 | バリュー1 | 搭乗日の前日まで |
特割3 | バリュー3 | 搭乗日3日前まで |
旅割21 | スーパーバリュー21 | 搭乗日21日前まで |
旅割28 | スーパーバリュー28 | 搭乗日28日前まで |
旅割45 | スーパーバリュー45 | 搭乗日45日前まで |
旅割55 | スーパーバリュー55 | 搭乗日55日前まで |
旅割75 | スーパーバリュー75 | 搭乗日75日前まで |
予約日が遠いほど運賃は安く、予約後の取消料が高くなるのが特徴です。
数字が大きいほど割引率は高くなるので、来週旅行いこう!よりも何ヶ月も前から計画をするとお得です。
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ANAの運賃
以前の「特割」と「旅割」だと、どっちが安いんだっけ?と混同してましたが、今回は「スーパー」が付くので分かりやすくなりました。
スーパーが付く方が安くなります。
さらに、リニューアル後は355日前から航空券の予約が出来るようになったので、混雑時期の路線もかなり前に予約が出来るので便利です。
まずは、ANAの代表的な運賃を紹介します。
運賃 | 予約期限 | 予約変更 |
ANAフレックス(通常運賃) | 当日予約OK | ○ |
ビジネスきっぷ | 当日購入OK | ○ |
バリュー1 | 前日まで購入OK | × |
バリュー3 | 3日前まで購入OK | × |
スーパーバリュー21 | 搭乗日21日前まで | × |
スーパーバリュー28 | 搭乗日28日前まで | × |
スーパーバリュー45 | 搭乗日45日前まで | × |
スーパーバリュー55 | 搭乗日55日前まで | × |
スーパーバリュー75 | 搭乗日75日前まで | × |
ANAスーパーバリューEARLY | 355日前から | × |
この他にもシニア割など年齢にあわせた運賃もあります。
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ほぼ半額になるANAスーパーバリューの料金
実際に、ANAバリューや、ANAスーパーバリューがどのくらい安くなるのかを計算してみました。
割引運賃には、他にも株主優待割引や介護割引など色々ありますが、今回は株主優待券などを除いています。
例)羽田→沖縄の片道運賃(繁忙期の年末年始)
割引サービス | 片道料金(行きのみ) |
フレックス(普通運賃) | 46,610円 |
ビジネスきっぷ | 46,610円 |
バリュー3 | 38,110円 |
バリュー1 | 44,410円 |
スーパーバリュー21 | 24,110円 |
スーパーバリュー28 | 18,110円 |
スーパーバリュー45 | 15,510円 |
スーパーバリュー55 | 15,210円 |
この中でもスーパーバリューが圧倒的に安く、スーパーバリュー55とANAフレックスを比べると3倍以上安く購入出来ます。
上記の表は片道料金ですが、往復運賃で計算したとしても6万円の差が出ます。
6万円あればホテル代や食事代もすべて賄えるので、この差は大きいです。
ANAバリューやANAスーパーバリューでマイルは付く?
割引運賃だとマイルが付かないのでは?と心配になりますが、ちゃんと貰えます。区間マイルを運賃別にまとめました。
区間基本マイレージ | 対象運賃 |
100% |
ANAフレックス |
ビジネスきっぷ | |
75% |
ANAバリュー1 |
ANAバリュー3 | |
ANAスーパーバリュー21 | |
ANAスーパーバリュー28 | |
ANAスーパーバリュー45 | |
ANAスーパーバリュー55 | |
ANAスーパーバリュー75 | |
ANAスーパーバリューEARLY |
航空券の値段が安いけど、貯まるマイルも少なくなります。
ただ、安いので贅沢は言えません。
例)東京-沖縄の区間基本マイレージは984マイル
- 984マイル×75%(ANAバリュー)=738マイル
ANAフレックスなら984マイル貰えますが、バリューやスーパーバリューだと738マイルと少し少なめです。
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ANAバリューとANAスーパーバリューでは予約取り消し手数料が違う
ANAバリューとANAスーパーバリューはキャンセルが出来るので、急な予定が入った場合も助かります。
ただ、予約取り消し時の手数料は運賃種別によって大幅に違い、割引運賃のように料金が安い分、取り消し時にかなり手数料を取られるのが特徴です。
ANAスーパーバリューの場合
ANAスーパーバリューの21~75や、355日前から予約出来るANAスーパーバリューEARLYは以下の取り消し手数料がかかります。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~搭乗日55日前 | 取消手数料は無料 ※払戻手数料はかかる |
搭乗日54日前~搭乗日45日前 | 運賃の約30%相当額 |
搭乗日44日前~搭乗日28日前 | 運賃の約40%相当額 |
搭乗日27日前~搭乗日14日前 | 運賃の約50%相当額 |
搭乗日13日前~出発時刻前 | 運賃の約60%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% |
スーパーバリューの場合、搭乗日13日前~出発時刻前の60%というのは痛いです。
60%は痛すぎますが料金も安いので諦めるしかありません。
ANAバリューの場合
次にANAバリュー1、3のキャンセル手数料をみてみます。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 運賃の約5%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% ※旅客施設使用料のみ返却 |
ANAバリューの場合だと直前でも5%なので、スーパーバリューの60%と比べると大きな違いが分かります。
例えば、羽田→沖縄の航空券が38,000円だった場合、取り消し手数料は5%なので1,900円になります。
そんなに安くして航空会社は損をしない?
こんなに安く飛行機に乗れて航空会社は損をしないの?という疑問が出てきますが、飛行機は、お客が1人だったとしても飛ばなければなりません。
「ごめん・・この便あなたしかいないので次の便でどうかな?」という訳には行きません。
飛ぶとなれば、たとえ1人でも以下の費用はかかります。
飛行機が飛ぶのに必要な費用
- 燃料費
- 着陸料(トン数)
- 停留料(トン数)
- 施設利用料
- 人件費
羽田は1回着陸すると安くても35万円くらいします。客の乗降や機内の掃除、機内サービスの積込み、燃料の補給など空港内にいるだけでまたお金を取られます。
普段、なにげに使っている手荷物が流れて来るベルトコンベアーなども施設利用料がかかり、他にも細々した費用が山のようにあって航空会社は空港にいっぱい取られてます。
つまり、航空会社としては何とかして多くのお客を乗せないと儲けが出ません。
前もって予約があると航空機の準備もしやすく、イベントや時期などに応じての需給も分かってきます。来年の予測も出来て早期割引をする事で、数多くのメリットがあります。
早期割引というのは航空会社と客の相乗効果で成り立ってるという事です。
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まとめ
ANAの運賃は色々な種類があるので慣れていないと区別が付きにくいですが、結論から言うとスーパーバリューが圧倒的に安いです。
割引運賃の特徴
- ANAスーパーバリュー:早めの予約で割引運賃が安い
- ANAバリュー:スーパーバリューより高いけど普通運賃より安い。前日購入可能。
この割引サービスは国内線のみの運賃なので、前もって予定が分かってる時に重宝します。
以上、ANAバリューとANAスーパーバリューとは?どっちが安い?のまとめでした。
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(参照:ANAバリューとANAスーパーバリューとは?どっちが安くておすすめ?)
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会社名 | 株式会社 アイデアルスマート |
コーポレートサイト | https://ideal-smart.co.jp/ |
事業内容 |
・生命保険および損害保険代理業 |
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監修者:ファイナンシャルプランナー 高橋 尚(たかはしひさし)
大学卒業後、都市銀行に約30年間勤務。提案業務推進と内部管理両面で幅広い銀行業務を経験。
後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、コンプライアンス・情報セキュリティ・金商法対応等の内部管理責任者等のマネジメント職を経験。
2012年FP1級取得。現在は公益社団法人管理職。
保有資格
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執筆者プロフィール
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クレジットカード歴20年の専門家で、クレジットカードの券面の端の5ミリを見たら「何のカードか分かる」くらいのスペシャリスト。
今までにクレジットカードに関する記事を2,000記事以上公開。
クレジットカード・生命保険・年金などが得意分野。27歳から株を始め、株式投資も20年目のベテランでもある。
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