Q.クレジットカードの利用限度額はいつ回復しますか?
A.引き落とし日に正常に引き落としされた金額分だけ利用限度額が回復します。支払いをしないといつまでも利用限度額は回復しません。
クレジットカード利用限度額の考え方
利用限度額は1ヶ月で回復すると誤解している人も多いですが、利用限度額は支払いを完了した分だけ回復するので1ヶ月経過すれば回復するというものではありません。利用限度額とは、いわば与信枠です。
たとえば、あなたに30万円の与信枠があるとします。この30万円の与信枠とは、30万円以内ならあなたにお金を貸してもいいですよということです。クレジットカードとはいわばカード会社からの借金です。クレジットカードで10万円の買い物をするということは、カード会社から10万円借りるということなのです。
もし10万円を使ったら、与信枠の残りは20万円です。この後にカードを利用せず、引き落とし日に10万円が問題なく引き落とされると10万円の与信枠が回復し、もとの30万円に戻ります。
カードの利用限度額と締め日
先ほども説明したように、利用限度額が回復するタイミングは引き落とし日です。引き落とし日に引き落とされた金額分だけ利用限度額が回復します。中には締め日をまたぐと利用限度額が回復すると思っている方もいますがそれは間違いです。
あくまで引き落とし日に返済した金額だけ利用限度額が回復するのです。ここが、利用限度額のややこしいところです。
利用限度額回復の例
たとえば、末締め26日払いのクレジットカードを考えましょう。与信枠は30万円です。1月1日から31日まで10万円を使ったとします。残りの与信枠は20万円です。この1月利用分の10万円は2月26日に引き落とされます。
つまり、2月26日まではこの10万円分の与信枠は回復しませんので、2月1日から2月26日までは残りの与信枠20万円しか使えないということになります。2月1日から28日まで更に15万円を利用し、26日に問題なく1月利用分の10万円を返済したとしましょう。
この場合、与信枠10万円が回復しますが、更に15万円利用しています。そのため、残りの与信枠20万円から2月利用分の15万円を引いて与信枠の残りは5万円となります。
しかし、10万円は返済しているので与信枠10万円が回復し、残りの与信枠は合計で15万円となるのです。これが利用限度額の回復プロセスになります。
ポイントの有効期限が無制限のクレジットカードのまとめ ほとんどのカードにはポイントの有効期限があります。せっかく貯めたポイントが失効するのは身を削られる思いです。一般カードで1~2年、ゴールド・プラチナが3~5年の有効期限が相場となっています。今回は有効期限が無いクレジットカードを紹介します。 この記事を読む 還元率が高い2%以上のクレジットカード厳選5枚 クレジットカードを選ぶ基準として、注目する1つにポイント還元率があります。一般的なクレジットカードの還元率は0.5%が相場で、1%となると高還元率、1.5%などになると超高還元率のカードになります。今回は、還元率2%以上になるクレジットカードとその条件を探してまとめてみました。 この記事を読むこのコラムにおすすめのクレジットカード
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