Q. なぜカード会社はリボ払いを勧めてくるのですか？
A. リボ払いとは返済回数が決まっておらず、最低支払額だけが決まっている分割払いのことです。リボ払いは金利手数料がかかるので、カード会社にとっては重要な収入源となっています。
リボ払いの特徴
①返済回数が決まっていない
通常の分割払いだと、返済回数が決まっています。たとえば、５回払いなら元本（利用料）に利息を加えた総額を５回に分けて返済します。つまり、通常の分割払いは返済回数が決まっています。しかし、リボ払いは基本的に返済回数が決まっていません。毎月の支払額が決まっているだけなので、具体的な返済回数は決まっていないのです。
②最低支払額（ミニマムペイメント）が決まっている
リボ払いには最低支払額というものがあります。これは、月々最低これだけ返済すればOKという金額です。この最低支払額はリボ払いの残高が増えるほど増える仕組みになっています。リボ払いは最低支払額だけ支払えばいいので、分割払いと違って元本が中々減らずに利息負担が重くなる傾向があります。
③他の買い物と合算になる
分割払いは、利用した商品ごとに区別されます。つまり、普段は一括払いだけど、Aという商品は2回払い、Bという商品は５回払いというようにすると、元本や利息はAとBで異なります。
しかし、リボ払いの場合はリボ払いを利用した全ての商品の元本が「リボ払い」で合算になります。つまり、普通の分割払いは指定された返済回数をこなせば返済が終わりますが、リボ払いの場合はリボ払いを利用するたびに元本が増えるのでいつまでたっても返済が終わらないということもあり得ます。
カード会社がリボ払いをオススメするワケ
カード会社がCMやポイント優待などでリボ払いを勧めるのは、リボ払いは金利手数料が非常に大きいからです。リボ払いを利用すると利用者は金利手数料を支払います。
逆にいえば、カード会社は金利手数料を得ることができるのです。そのため、カード会社はあの手この手でリボ払いを使ってもらえるように工夫しているのです。
ちなみに、「リボ払いと分割の違い」はサルでもわかるおすすめのクレジットカードを徹底比較さんのこの記事に詳しく書かれています
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